今、大工の間で噂になってる職人専用の求人アプリ『助太刀』を職人歴30年の大工がこのアプリが本当に使えるモノか否か忖度なしに色々と調査を進めることにしました。
「仕事は欲しいけど何だか怪しい」
「働いた分ちゃんと支払いしてくれるやろか?」
「高額な会費取るんちゃうん?」
と不安な声も耳にする一方で、利用価値あり♪ コスパ高いで! と、ポジティブな口コミも見られます。実際のところどうなのでしょうか?
結論から申し上げますと、
メリットの範ちゅうで賢く使えばかなり使えるツール
有料プランを自ら希望しなければ永年無料で使えるし、
無料だからと言って有料会員との違いもさほど大きい訳でもない。
仕事の受注にも無料会員だからといって影響することもなさそうなので、
無料で使用するには かなりお得だ と思える。
という考えにたどり着きました。
では、なぜそう思ったのか、具体的に解説いたします。
1.助太刀 とは
まず初めに「助太刀」とは何ぞや?
という事ですが、助太刀とは、建設会社と職人または、職人同士をつなぐマッチングアプリのことです。
分かりやすく言うとスマホを使っての職人の仕事探しや仕事の確保が誰でも簡単にできるツールです。
■特徴
- アプリユーザー数18万人突破(2022年11月現在)
┗ネットやTVCMでも話題のアプリ - 受発注どちらも活用することで売上に貢献
┗人手が足りない時は案件を発注して、案件がない時は案件を受注可能! - 協力会社探しにも利用可能!
┗建設会社のコミュニティを広げたい際もマッチング機能で解決
などの特徴があり、要するに、職人さんの仕事の確保や、
逆に忙しい時は応援も呼べる求人紹介のサイトアプリってことでいいと思います。


昔は業者とか回りの人の紹介で仕事をもらっていたが、
近頃はネットも一つの選択肢になってきた感じがするな

その中でもスマホの活用は必須だな
お金はかかりますか?
Q1 お金はかかりますか?
助太刀は、登録、マッチングに一切 お金はかかりません。
希望者には、より便利に使ってもらえる4種類の有料プランを用意しています。
会員登録や、マッチング料金等が一切かからない無料プランからあり安心して始めれそうです。

完全無料でも利用は可能♪
2.無料会員はここまで出来る♪有料会員との比較
さて次は、無料で始めれそうなのは分かったので、その無料で一体何がどこまでできるかをみてみます。

そこ大事
まずは、料金一覧を見てみると、
無料プランが1つで有料プランが5つあります。
その5つの有料プランのうち3つが工事会社向けで個人向けは2つのようです。
なので、フリーの個人事業主や一人親方の職人向けの有料プランは2つと考えていいでしょう。

更にこのうち、助太刀 スモールビジネス プランは、
協力会社や職人さんと無制限につながりたい方や、何度でも何人とでもやり取りしたい募集メインの方などに向けた発注特化型プランなので、初めての方や仕事探しのみで考えてる方などは無料プランか助太刀プロ(月\1,980)のプランの2択になってくると思います。
だからこの2つを徹底比較して丸裸にしてみましょう。
上の表を参照しながら無料プランでできる事を中心にして有料プランと比較してみます。
①対応エリア・職種
登録した都道府県とその隣接県で、職種は無料 プロ 共に3つまでのようです。
現在の仕事のエリアも住んでる所からの通勤を考えると隣接県ぐらいまでではないでしょうか?
なので通常は問題ないかと思われます。
職種も大工なら、大工以外の仕事はあまりしないので1つでもいいぐらいでしょう。
②興味ありできる数
「興味あり」機能は、お気に入りや、twitterでいうフォローみたいなものです。
交流や、つながりを持てばいい仕事に出会えるチャンスも広がりそうです。
1日10人までのようですが、これが多いのか少ないのかはちょっと分かりません。
1日10人もあれば十分のような気がしますし、もしとことん検索して20人や30人になるようだったら2,3日に分けたらいいんじゃないかと思われます。
なのでこれも無料プランで十分でしょう。
Q2「興味あり」をするとどんないいことがある?
「興味あり」をした人は、連絡先リストに追加され、いつでも会話がしやすくなります。
また「興味あり」した人が「現場を掲載した時」「空き日程を登録した時」に通知がくるので、とても便利です。
③メッセージ送信できる数
これは1か月3人までのようです。
なんとなく少ない様にも感じますが、メッセージを送る場合は、ほぼそのやりとりする内容は具体的な仕事関係の内容になってくると思われ送付先も絞られてきてるでしょうからそんなに多くは必要ないと思われます。
なので、ギリギリ足りるかなっていったところではないでしょうか。
初めのうちは大丈夫だとは思いますが、
ヘビーに活用するのであれば少し足りないかもしれません。
④同時に現場掲載できる数 ⑤現場掲載できるエリア・職種
こちらはどちらも掲載不可のようです。
発注型の項目でしょう。
⑥検索結果の優先表示
有料プランにある機能で無料プランにはないようです。
内容は、検索結果の上位に表示されやすくなったり、さらにプロ専用のバッヂがつくので目立ちやすくなるそうです。
自分を売り込むという意味ではあった方がいいかもしれないが、とりあえずはなくても何とかいけそうです。

俺は目立ちたがり屋
⑦案件募集機能
こちらも先程同様有料プランにある項目で無料プランにはないようです。
内容は、現場情報を掲載して、広く応援を募集できるようです。
突貫工事や、工期厳守などの助っ人が欲しい時に、より早く多く職人を募集できるのは助かりますが、
仕事探しだけならこれもなくても大丈夫です。
と、以上有料プランと無料プランを比較してみました。
とりあえずは、無料プランだけでも「助太刀」の機能は十分使えそうです。

よかった♥

3.「助太刀」の使い方
無料プランでもソコソコ使えそうなのは分かってきたので、次は使い方の説明です。
助太刀アプリのダウンロードと退会
とにかく、コレをしないと何も始まらないのでアプリをダウンロード。
と、その前に、一応 退会についても調べてみました。
Q3 アプリを退会したい
アプリ内マイページよりお手続きが可能です。
「マイページ」→「お問い合わせ」→「退会手続き」を選択していただくと退会ページが開きます。
Q4 プロプラン(有料プラン)を解約したい
プロプランのご利用、誠にありがとうございます。
ご解約につきましては、「解約手続きページ」よりお願い致しております。
①「マイページ」画面を開く
②「お問い合わせ」をタップ
③「解約手続き」をタップし、画面に沿って手続き
ネットのサブスクでよくある、やめにくい問題も無く、スムーズに解約できそうなので、安心してアプリをスマホへ取り込めそうです。
スマホ専用アプリのようなので、iphoneはApp Store、androidはGoogle Playからダウンロード。
仕事を見つける方法
アプリをとった後はこれから実際に仕事を探していきますが、方法は2つあります。
1つは、募集案件を探し、それに応募する方法です。
これは、ハローワークの求人や求人雑誌、求人広告の探し方と同じですね。
少し違うのは募集先の情報や評価が見れますし、メッセージ機能で質疑などもできるところです。
現場単位での募集もあるようなのでより細かく自分の適性に合わせて選べそうです。
更に、通常の求人ではあまり見ない職人直の応援や助っ人募集なんかも掲載しているところが大きく違います。
もう1つは、アプリ内でのユーザー同士がつながり、仕事を受発注する方法です。
これは、同異業者からの紹介や、何かの縁でつながって仕事の話に進んだケースと似ています。

昔は、隣で刻んでた大工さんに
建て方の応援たのんだ事もあったな
「助太刀」では積極的に他のユーザーとつながって活用する事を勧めているようです。
仕事目的のアプリなので消極的では意味がなく、他のユーザーとつながる機会が増えれば、
より多くのチャンスに触れられるのは確実ではあります。
それに、発注者側も事前につながったユーザーさんがいれば敢えて求人を出す必要もなくなりますよね。

有能な職人を青田刈り
青田刈りは発注者だけではなく、受注者の職人さんにも言える事で、
好条件の案件なら他のユーザーに取られる前に直ぐに押さえたいですよね。
発注側ユーザーさんと親しくつながっていればそれも可能です。
そういった意味でも積極的につながりを持つことは必要だと思います。
だからといってそんなに難しく考える必要もありません。
気になるユーザーさんがいたら 「★興味あり」ボタンを押してみたり、
普段現場で話してる感じでメッセージでやり取りすれば、多くのユーザーさんとつながっていけるでしょう。
トラブルなしの代金(手間賃)の請求や受け取り方
はじめての取引先や工事案件で、工事代金の受け取り方というのは非常に大事で気になるところです。
この業界では支払いが何か月も先や、半金半手という場合も少なくありません。
実際のところ、「助太刀」はどうなのでしょうか?
ヘルプを見ると、
現場の詳細や集合時間、工事代金のお支払い方法等、ご本人様同士でご確認お願い致します。
と書かれています。
発注者側も色んな方がいて、色々な支払いケースが考えられます。
そこら辺は通常の取引でもそうなので、仕方ないといったところでしょうか。
ただ、トラブルは避けたいし、より安心して取引はしたいと多くのユーザーは考えてるとは思いますので、そういった方に向けた対策もしているようです。
それが…
助太刀あんしん払い というものらしい。
助太刀あんしん払い
助太刀あんしん払いとは、工事代金の受取り支払いを確実かつ素早く行えるサービス。
- 工事代金がすぐに受取れる!
助太刀が立て替える方法で工事代金が支払われるので、すぐに受取りが可能!ピンチの時も助かる! - 確実に受取れるからあんしん!
工事代金を確実に受取ることができるので、初めての発注者でも安心して仕事ができます。 - セブン銀行ATM・銀行口座でカンタンに受取れる!
全国のセブン銀行ATMで指定の4ケタの番号を入力するだけ!工事代金をカンタンに受取れます

えっ、マジで!
すごくいい♥
あんしん払いの仕組みは、
工数代金を助太刀が立て替える方法で受注者に素早くお支払い。
後ほど発注者が助太刀に立て替え分を支払います。
あんしん払いを有効に活用すれば代金の未払い問題は気にしなくても良さそうだ。
それに、最短即日払いってのも月末のピンチの時は非常に助かる。
ただ、これを利用すると10%の手数料を取られるらしい。

手数料取られるのはつらいが
安心もほしいよな
となると、
初めて取引する業者とは無難に あんしん払い を利用して、
信頼関係が築けた得意先とは直にやり取りするというのが得策だろう。

俺は明日デートに行くから
即日払いしてもらおう
他にも便利な使い方が♪助太刀の活用術
助太刀労災
助太刀労災とは、助太刀が提供する一人親方のための労災保険です。
わずか組合費月500円のお手頃価格なのに、補償はしっかり。
もしもの時にしっかりサポートします。
※ ただし、一人親方労災保険は、東京、神奈川、埼玉、千葉、山梨、群馬、栃木、茨城、静岡にお住いの方が対象となるみたいです。

おらは、大阪だから除外
残念。
他社アプリとの比較
助太刀以外にも似たタイプのマッチングアプリや求人媒体があるがその辺りは比較してみてどうなのか?
- アプリユーザー数18万人超は業界最大級である。
- ユーザー同士がつながれてLINEのようにメッセージ機能でやり取りできるものは他に見当たらない。
- ユーザー自身が受発注できるのは他社には無い強み。
- 本名登録や評価機能、あんしん払いなど、セーフティに利用できるのも頭一つ抜けている。
- あんしん払いや、助太刀ストア、助太刀労災など付帯サービスも豊富でこれから更に色んなサービスが期待できる。


最終評価《 メリット・デメリット 》
と、まあ、いくつか助太刀に関する事を調べてみました。
結果、メリットはいくつかありましたが、デメリットという点ではほとんど無かったように感じます。
少しまとめてみると、
メリット

- 1.無料会員でも仕事の受発注ができる。
- 2.建設業界の地域や募集状況、日当単価の相場などの情報が入手できる。
- 3.ユーザー間で繋がれ、個人間での仕事の取り引きや、情報をシェアできる。
- 4.仕事内容が本人の意図する希望が出せたり、選択できる。
など、人によっては他にも沢山あるだろう。
デメリット

- 1.無料会員はメッセージ機能に制限(月3人)があるため少し物足りない。
- 2.支払いをセーフティにできる「あんしん払い」の機能は秀逸だが、利用する場合10%の手数料が必要。
デメリットに関しては運営側も商売なのでいたしかたない部分ではある。
まとめると、
メリットの範ちゅうで賢く使えばかなり使えるツール
有料プランを自ら希望しなければ永年無料で使えるし、
無料だからと言って有料会員との違いもさほど大きい訳でもない。
仕事の受注にも無料会員だからといって影響することもなさそうなので、
無料で使用するには かなりお得だ と思える。
というのが冒頭で申し上げた最終的な答えである。
もちろん、
有料会員になった場合でも、骨の髄までしゃぶり尽くすくらいヘビーに活用すれば多くの売り上げやリターンを望めるのは間違いないし、また、必要な時にたまに使うというライトユーザーであっても、お値段以上の価値を得られるのはすでに利用している多くのユーザーが証明しているようだ。
なぜなら、
日当2万円の職人なら時給以下の月会費(\1,980)でこのツールを更にグレードアップできるなら有効度はかなり増しそうだからである。
だが、慌てて有料会員になる必要はなく、
はじめは無料会員からでも十分その価値は理解できるであろう。
実際に使ってみたらどうか?
調べていくうちに良いということが十分わかったので実際に使ってみることにした。
ただ、これ以上レポートを書くのは記事が長くなりすぎるので今回はここまでとします。また次回、別記事で使用レビューを報告するのでしばしお待ちを。
新たにアップした使用レビュー記事は下の「続きの記事」リンクから読めます。


ツテを回るのも限界があるから、
試しにやってみる価値はありそうだな。
無料だし。

無料ではじめて
ダメならやめたらいっか!