現場で大工さんが作業する際に何かしらの台がいる。
ワークベンチのようなしっかりした物が良いが、それを携帯して現場に運び入れるのは中々の困難。
そこで大工さんは簡単に持ち運び出来て容易く組み立てが出来る簡易的なワークベンチのような作業台を自ら作成し携帯して現場の作業時に組み立てて使用しております。
ペケ台(クロス台)
その台の仕組みは簡単で、丁度いい大きさ(長辺が90センチの長方形)にした合板の一部(長辺の中心)に欠き込みを入れて(合板の中心まで)、同じ形にした2枚の合板をクロスに組み合わせる。
1つの作業台に対して2枚で1脚の台が2つ必要になるので1セット4枚要ります。

12mmの合板で作成するなら中の欠き込みは13mmにすると丁度いいです。
欠き込みの幅が広すぎるとクロスに組みやすくなるのだが、クロスの形状が安定し難くなり台が崩れたりします。

軽量化を図るため中をくり抜き、足元は不陸調整の為欠き取ってます。
中のくり抜きは丸形や菱形等、大工さんのお好みで。

この様なクロスに組んだ台を2脚用意してその上にコンパネ等の合板を乗せて作業台完成!

棚付き作業台
何年もこのペケ台を使っていると丁度いい所に工具をちょこっと乗せる棚が欲しくなってきた。
そこで考えたのが中のくり抜きを三角にすること。
そこに切り残しの合板を突っ込めば・・・

これを付ける事によって圧倒的に使い易くなった現場用作業台。
棚に使用する板は現場の端材でも代用可能。
余ったボードの端材を突っ込めば丁度いい高さにポケット棚完成😁

これは便利だ
より詳しい内容はYouTube動画でご覧頂けます。

くり抜きを三角にするとこがミソだな。

下にPDF図面ございます。
ご活用ください。
PDF図面↓↓↓
https://bigdai9.com/wp-content/uploads/2021/03/ペケ台.pdf
https://bigdai9.com/wp-content/uploads/2021/03/ペケ台木取り.pdf
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