罫書く(けがく)は、
業種によって少しニュアンスは違ってくるが、
大工業界では木材の加工したい部分に鋭利な金属片などで
傷をつけてマーキングすることとして用いられる。
鉛筆や墨差しで描くのとは違って墨あとが残らないのと、
罫書いた事により、小さな溝が出来て鋸やノミの刃先を罫書いた部分に当て易くなり、
刃物の位置決めがし易くなる利点がある。
罫引(けびき)は、
罫書く為に使う道具の1つで、板や木材に平行線を引く為のもの。
薄い板なら数回同じ所(裏表なら尚良し)を罫引で罫書いてやると
罫書いた所から2つに切断することが出来る。
また、同一の加工を複数加工する際、
ひとつひとつ寸法を測らなくても同一の寸法を材に記す事が出来る。


甚五郎
作業の正確さと効率化の為に
罫引を使うんじゃな
似たような用語で「ひかる・ひかりつける」という言葉もあるが、これはまた別の意味である。

はむお
俺のおかんは罫引きより
5割引きの方が好きだと思う

甚五郎
まさに、
閉店間際の半額シールハンター



おかん
呼んだ?

甚五郎
いえ……( ̄▽ ̄;)
お買い物おつかれ様ですッ

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